わ た し た ち の
リ ノ ベ ー シ ョ ン
スケルトンにして耐震改修
母家はとても古いため、今の建物と違い地震に弱い構造になっていました。柱、梁、土台など、使える材料を残して丸裸にして、耐震に必要な基礎の補強工事からはじめました。
壁部分には”筋交い”と呼ばれる斜めの材料を柱に専用の金物で取り付けて壁の強度を強くし、地震によって柱が梁や土台から抜けて倒れないように金物を取り付けました。構造の計算や既存の建物の構造を検討して耐震改修は進められます。
長く愛される自然素材をふんだんに
3世代が暮らすスマイはさらに下の世代へと受け継がれるスマイであってほしい。そういう想いから、長い年月が経っても色あせず味が出てくる自然素材をお勧めさせていただきました。リビングと囲炉裏部屋の壁には漆喰と火山灰を使った《マグモルタル》をご採用いただきました。ビニールの壁紙と違い吸湿や消臭が期待できる材料になっています。
色粉を混ぜて色味を変えてみたり、塗り方によって表面の模様が変えられるので、バリエーションがとても豊富です。
また、床には無垢フローリングを採用しました。囲炉裏部屋や縁側廊下には少し荒々しい風合いのシェリーオークを使い、リビングダイニングには柔らかい印象のハニーバーチの無垢フローリングを使いました。歩いたときの質感が無垢フローリングは特徴的で、傷がついても味になるのがいいところです。
思い出をつなぐ
「今まで生活していたスマイでの思い出を残したい!」リノベーションだからこそ叶えられるお客様の願いです。今回は床の間の柱、建具の模様ガラスを再利用させていただきました。
床の間の柱は玄関ホールの天井から垂れ下がる垂れ壁部分に利用しました。また、使っていないから何かに使えないかと持ってきてくださった”ゴザ”をホールと囲炉裏部屋の天井材に使用しました。
建具の模様ガラスは囲炉裏部屋の間仕切り建具と2階の吹き抜けに設けた飾り窓に使用しました。今は柄ガラスの製造はほとんど行われていないので、新たに入手することが困難なものになっています。
今あるものを使うことはエコロジーでエコノミーな選択であり、なおかつ壊す前のものが新たな形でスマイに残ることはとても嬉しく感じることでもあります。
お客様からのメッセージ・・・
準備中・・・・
準備中・・・・
Re:自由宅本舗より