<日本人の心・・・和の空間>
お客様からのご希望の一つ目は「和」。
3階建てのこの住宅。
昔ながらの町屋のようにみえるようにと、
3階部分を道路面より下がった設計にしました。
玄関には年月を楽しむ和の心として、
無垢の床板と式台を使っています。
リビングは田舎くさくならないように
天井をあえて高くし大きな開口で光を取り入れ、
縁の無いタタミを使用しています。
また、リビングをでると小さな坪庭が楽しめます。
<全てのものがあるべきところへ>
お客様からのご希望の一つ目は「収納」。
本、パソコン、テレビ、スピーカー、掃除機、日用品etc・・・
限られた延面積の中でいかに納めるか。
リビングにある仏間は仏壇が納まる最小限の奥行にし、
裏側を洗面所の収納として使えるようにしています。
料理がお好きなご主人が広々と使えるようにと
キッチンには床下収納やガラスシェルフを取り付け、
ものがあふれないようにしています。
2階のリビングには既存の家具に製作本棚や天板を
プラスし一体として使えるようにしています。
<大切な人たちも心地の良い空間を>
ご夫婦お二人でお住まいのおうちでしたが
ご自身だけのことを考えて建てられたおうちではありません。
どうせなら、お子様たちがいつでも遊びにこれるように
客室を余分作ろうと2階建てから
3階建てにプランを変更。
3階部分はお子様たちが気に入るようにと
お洒落な洋風に仕上げました。
ベランダからはすぐそばに電車が眺められ、
正面の窓からは五山送り火がみえる
素敵なお部屋になっています。
またご家族が大切にされていた思い出の品も
「しまっておくのは・・・」と
今回壁にインテリアとして活かさせていただきました。
お施主様の温かい想いがいっぱいつまった
おうちが出来あがったと思います。